上総湊の加平丸よりシャクリ鯛

本当は勝浦にヒラマサを狙いに行きたかったが、台風接近で外房はウネリが入り釣りづらいと予想。
「困った時の加平丸」と言う言葉もあるくらいなので懲りもせず又々、加平丸へ出かけて来た。
今回はKU氏の車がパンク中との事でKU氏宅経由で上総湊へ。
KU氏宅経由だと市原SAでラーメンが食べられると言う利点がある。
ラーメンを食べてから釣具屋へ寄ってKU氏が金ピカテンヤを購入。
港に着くと加平丸の常連さんらしき人が後からやって来た。
話しを聞くと今日は全部で3名との事。
6時に出船。
最初のポイントは金谷フェリー航路の北側。
タナは12ヒロで釣り開始。
開始そうそう餌取りの猛攻に会う。
投入のたびに餌の海老がすぐボロボロになってしまう。
ポイントを移動しフェリー航路南側の定置網周りで再開。
ここは餌取りの当たりも少なく釣り易い。
すぐに20cmは軽く超えてるでかいシロギスがかかってくる。
タナが18ヒロのちょっと深めのポイントでやっと1枚ゲット。
孫針がガッチリかかっていて手では針が外せないのでペンチで無理矢理針を抜いた拍子に親針がブッツリ左中指に刺さってしまった。
しかも返しの部分もしっかり入り込んでいる。
自分で抜こうとしても抜けないので船長にお願いして一気に抜いてもらった。
そうこうしているうちにKU氏が「タイだ!」と言いながら慎重に糸をたぐっている。
かなりの良型のようだ。
が、上がってきたのはなんとヒラメ。
しかも1kgは優に超えている立派なヒラメである。
KU氏はこの後60cmを超えるでかいマゴチも釣り上げてしまった。
ポイントが20ヒロのところへ移動した後は、タイの入れ食い。
ふわふわした当たりをじっと待って竿が少し引き込まれるくらいのタイミングで合わせると次々とかかって来る。
他の人は針がかりせず苦労しているようだ。
タイを8枚上げてこれ以上釣ったら後で捌くのが大変だなー、なんて思っているとタイが針がかりしなくなった。
針先が甘くなってしまったようだ。
この頃から日差しも強く風もなく滅茶苦茶暑くだんだん気力が萎えて来た。
みんな適当に釣っていたのでそれとなく船長に「早上がりしてもいいですよ」と進言してみるが全く早上がりする気はないようだ。
そんな事より船長は私に「今何枚だ?」と聞いてくるしまつ。
どうやら枚数で負けたまま終わりにするのは船長のプライドが許さないようだ。
聞くと私が6枚目くらいの時点で船長はまだオデコ。
しかし、昼を過ぎてから船長は竿を3本も交換してやっとタイミングをつかんだようで、私が針がかりしなくなってから怒濤の追撃で船長も短時間で8枚釣り上げ遂に私に追いついてしまう。
それにしても暑い。
KU氏が再度「こっちは何時上がってもいいよ」と早上がりを進言するが船長は流し換えを繰り返す。
タイの喰いも止まり船長が9枚目をバラシてからやっと終了のサイン。
ふー、なんとか熱中症で死なずにすんだ。
KU氏もなんとか2枚釣り上げタイオデコは免れたようだ。
もう一人のお客さんも3枚で船中オデコなし。
ヒラメやマゴチのおまけ付きで暑さを除けば一日楽しい釣りであった。